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館長 松竹恵里子

更新日:2019年11月25日
ルール

仕事をする上でも、地域でも、市民活動でも、人間関係が存在するところには何らしかルールがあるものです。
物事がスムーズにいくように存在するのでしょうが、しだいにルールを作る事に必死になって、その挙げ句、かえって身動き取れず効率が悪くなってしまう、そんな事態に陥ること、あるんじゃないでしょうか。
こうなってしまったら、いったい誰のための何のためのルールか意味不明です。国を動かす人達が騒動している中、テレビで見たハイエナの世界は見事でした。そこには厳しい序列が存在し、皆がそれを忠実に守りながら生活する群れがありました。ちなみに群れの頂点は、子孫繁栄を重視しているのかメスです。次はそのボスメスが産んだ子ども達。子ども達の中にも明確な順位があります。最下位に位置するのがオスです。毎日のようにその順位を確認し、喧嘩が無いように生活しています。 
ボスの世代交代も、もめる事なく平和的です。普通は命が尽きた所で、順位通りに受けがれるそうですが、取材された群れのボスメスは死ぬ前に自分の力の限界を知り、本来はボスにはなれない順位の低い娘に譲ったのです。その理由は娘たちの中でも一番多くの子どもを産んでいたからでした。その交代の瞬間もとってもシンプルです。優先的に獲物を食べる事ができるのがボスの特権なのですが、その日は、娘が取って来た獲物を横取りせずに見守るだけでした。群れの皆んながその様子を見て、誰も異議を唱える事なく静かに承認したのでした。
自然界の中にはシンプルでスマートなルールが、脈々と続いています。美しいなぁ、と思います。



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