新年度が始まりましたが、こんな幕開けになるとは夢にも思っていませんでした。
館内は先月に引き続き、トレーニングルーム、体育館は閉鎖されたままです。ホールでのイベントを準備なさっていた方々のキャンセルも相次いでいます。
スタッフは「こんなの、さいとぴあじゃない!」って毎日毎日思いながら、仕事をしています。
しかしながら、これ以上感染者が増えない為の対策は必需です。見えない敵に、終りが見えない戦いを挑んでいるもどかしさを感じています。
今年度はさいとぴあ開館10周年を迎える節目の年でもあります。地域の皆様に楽しんで頂ける催しを考えていたのに、実行に移せないまま時間が過ぎていきそうで不安です。
こんな状態でつくづく思うのは、当たり前の日常が一瞬に奪われてしまう怖さです。過去に日本の一部で起きた惨事が、今回は全土にわたってジワジワと広がり、いつ自分事になるかもしれない、という怖さです。
こんなに情報が隅々迄俊速で行き渡る社会になっても、尚立ち向かうことがができない事態が起こるんだとショックを感じています。
かつてサッカー観戦で、世界を感動させた日本人特有のマナーの良さ。今こそ1人1人が良心を持って、不自由でも出来る事を実行していく。さいとぴあも、「1人の8歩より、8人の1歩」。点ではなく面となって立ち向かって行きたいと考えています。
1日も早く皆さまと元気にお会いできますように、準備を整えてお待ちしています。